つるばらの枝(シュート)を壁やフェンスに這わせたり、アーチなどに巻き付ける作業を 「誘引」と言いますが、誘引は真冬の厳冬期にやるのが原則です。 成長期は枝に水分がたくさん含まれていて、ピンと張り詰めて枝も硬いので、 その時期に誘引すると折れやすいのです。 真冬は水分が抜けてしなやかになりますし、葉も落葉していますので扱いやすいのです。
また、誘引作業をして枝を横に曲げると、節々からステムと呼ばれる側枝が出て、この先端に 花が咲きます。 早い時期に誘引作業をしてしまうと、曲げたところからどんどんステムが出てきてしまうので シュート自身が生長・充実するエネルギーがそっちに回ってしまいます。 なので、成長期の間はシュートは軽くとめる程度にして、なるべくまっすぐまっすぐ育て、 冬になってから本格的な誘引作業をするのが一般的です。
ただ、モッコウバラにかぎっていえば、成長期でも比較的枝が柔らかくて扱いやすく、 またどんな仕立てにしてもけっこうたくさん花をつけますので、いまの時期に誘引しても かまわないといえばかまわないのですが・・・。 なるべくでしたら原則どおりに成長期はなるべく曲げないように、アーチに沿わせる程度に とめておいて、冬に根元からぐるぐる巻いていったほうが、根元のほうにもたくさん花が 咲くと思いますよ。 |