この記事では、ネフロレピス(セイヨウタマシダ)の育て方やお手入れのコツを紹介しています。ネフロレピスに適した育成環境や置き場所、また水やりや植え替えの方法、増やし方などについて知りたい人は参考にしてください。
ネフロレピス(セイヨウタマシダ)の生育基本情報
基本情報
分類 | 観葉植物 | |
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サイズ | 5~100cm | |
育てやすさ | 普通 | |
置き場所 | 春夏 明るい日陰 | |
秋冬 明るい室内 | ||
性質 | 耐暑性 強い | |
耐寒性 弱い | ||
乾燥 普通 | ||
開花 | – | |
増やし方 | 株分けで増やせる |
栽培・お手入れカレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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置き場所 | 明るい室内 | 明るい日陰 | 明るい室内 | |||||||||
水やり | 乾かし気味 | 土が乾いたら | 毎日 | 土が乾いたら | 乾かし気味 | |||||||
肥料 | ||||||||||||
植え替え |
ネフロレピスの育て方
置き場所
ネフロレピスは、やや耐陰性があり、明るい日陰程度の光を好みます。一方で強い直射日光にさらされると葉焼けが生じることがあります。そのため置き場所としては、室内ならガラスやレースカーテン越し程度の光が当たる場所、屋外なら日陰が適しています。なおネフロレピスは、暖かく、湿度の高い場所を好むため、秋から春にかけては室内で管理することが好ましく、夏場は屋外でも管理できます。
水やり
生育期にあたる春から秋にかけては、用土が乾いたら水を与えます。冬場は水やりの頻度を減らし乾かし気味にします。またネフロレピスを乾燥した場所に置いている場合はこまめに霧吹きで葉水を行いましょう。
用土
根を腐らせないように、水はけのよい用土を使用しましょう。観葉植物用の土や有機質の混合土がおすすめです。
肥料
生育期にあたる春から秋に、2か月~3か月に1度くらいの頻度で緩効性化成肥料を与えることで成長を早めることができます。。
剪定
乾燥して枯れてしまった葉は、冬の寒さから株の根元を守るために役立ちます。そのため、これらの葉の剪定は春に行うことが望ましいです。
植え替え
5~9月が植え替えの適期です。株が大きくなったら、古い土を落とし、傷んだ根も切り取り、一回り大きな鉢に植え替えましょう。年1回か2年に1度くらいの頻度が良いでしょう。
増やし方
ネフロレピスは、株分けで比較的簡単に増やすことができます。春に植え替えをする際に、株分けも行いましょう。鉢から株を抜いたら、ハサミで株を2~3株に切り分け、観葉植物用の土に植えつけましょう。
ネフロレピスってどんな植物?
基本情報
学名 | Nephrolepis | 和名 | タマシダ |
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科名 | ツルシダ科 | 属名 | タマシダ属(ネフロレピス属) |
原産地 | 熱帯~亜熱帯 | 分類 | 観葉植物 |
形態 | 多年草 | サイズ | 5~100cm |
特徴
ネフロレピスは湿った森林や沼地に生息する剣状シダの一種です。柔らかなエメラルドグリーンの葉で覆われたアーチ状の枝を優雅に伸ばします。鉢植えやハンギングバスケットなど様々な方法で飾ることができます。