この記事では、ワイヤープランツの育て方やお手入れのコツを紹介しています。ワイヤープランツに適した育成環境や置き場所、また水やりや植え替えの方法、増やし方などについて知りたい人は参考にしてください。
ワイヤープランツの基本情報
ワイヤープランツの特徴
ワイヤープランツは、オーストラリアやニュージーランドが原産の低木で、針金のように細い枝と小さくて光沢のある濃い緑色の葉が、地面を這うように成長する植物です。晩春には小さな白い花を咲かせ、晩夏には珍しい白い五芒星の果実が花の後に続きます。ハンギングの寄せ植え、や屋外のグラウンドカバーにも使えます。
ワイヤープランツの基本情報
基本データ
学名 | Muehlenbeckia | 和名 | |
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科名 | タデ科 | 属名 | ミューレンベッキア属 |
原産地 | ニュージーランド・オーストラリア | 分類 | 観葉植物 |
形態 | 低木 | サイズ | ~5m |
性質
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
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耐陰性 | 強い | 乾燥 | 強い |
ワイヤープランツの育て方のポイント
育成難易度
簡単 |
育て方のポイント
ワイヤープランツは、水はけの良い土壌に植え、日当たりの良い場所か、日陰に置き、年間を通して土が乾いてきたタイミングで水やりをしましょう。
管理・栽培の年間カレンダー
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
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置き場所 | 日当たり良い室内 | 日当たり良い場所 | 半日陰/日向 | 日当たり良い室内 | ||||||||
水やり | 表土が乾いたら | |||||||||||
肥料 | ||||||||||||
植え替え | 植替え | 植替え |
ワイヤープランツの管理環境
ワイヤープランツの管理に適した置き場所
日当たりの良い場所が最も適していますが、耐陰性があるため半日陰でも育ちます。0℃以上が生育適温となるため、冬は室内で管理した方が無難です。またワイヤープランツは蒸れに弱いので、なるべく風通しの良い場所に置くようにしましょう。
ワイヤープランツは越冬できる?
0℃を下回らない環境であれば問題なく越冬できるでしょう。また、冬場に寒さで落葉した場合も、株自体は生きていることが多く、春になると再び新芽を伸ばし始めます。
ワイヤープランツの詳しい栽培方法
水やりのしかた
年間を通して、土の表面(土の上部5~10cm)が乾いてきたらたっぷりと水やりをするようにしましょう。できるだけ葉を濡らさないように水を与えてください。
用土の選び方
ワイヤープランツは、砂質/ローム質/粘土質で、水はけの良い土壌を好みます。市販の培養土、観葉植物用の土を用いると良いでしょう。
肥料の施し方
特に肥料は必要ありませんが、与えるのであれば春か秋に、即効性の液体肥料を2週間に1度与えます。
剪定のやり方
形や大きさを維持するために必要に応じて切り戻しします。春か秋口に行うとより良いでしょう。ストレスやショックによる合併症を軽減するために、1回の剪定で取り除く量は、植物の体積の3分の1以下に抑えましょう。
植え替えのやり方
春から秋が適期ですが、真夏は避け、4~6月または9~10月あたりに1~2年に一度くらいの頻度で行いましょう。鉢から植物を取り出し、既存のものよりも1回り大きく、排水穴のある鉢に植え替えましょう。その後水やりをして土を定着させ、日当たりの良い場所に置きましょう。
ワイヤープランツを増やす方法
ワイヤープランツは、挿し木で増やすことができます。つるの先端を5~10センチ程度に切り、下葉を切り落として挿し穂にします(少なくとも3枚以上の葉が付いているようにしましょう)。この挿し穂を土に挿し水をやり明るい場所に置きましょう。